パーソナル SWOT 分析

SWOT分析を自己分析に活用する方法

読み取り時間 : 約1分

SWOT 分析の起源や歴史に関しては諸説あり、1950年代にハーバード・ビジネス・スクールのジョージ・アルバート・スミス・ジュニア、C・ローランド・クリステンセン、ケネス・アンドリューズの各教授が開発したのが最初という説もあれば、1960年代にスタンフォード研究所でアルバート・S・ハンフリーが発明したものとする説もありますが、ハンフリー自身はこれを認めていません。

その起源はともあれ、SWOT 分析は、企業や個人が以下の4つの点を特定するためのツールとして非常に広く使われています。

  • 強み : 他者に比較して優位に立てる自分の特徴
  • 弱み : 他者に比較して不利となる自分の特徴
  • 機会 : 優位性の獲得のために利用できるトレンドや技術
  • 脅威 : キャリアの成長を妨げる障害

この記事では、SWOT 分析を自分自身の自己分析に使う方法やSWOT 分析を個人に使用する具体例をご紹介します。自分自身を振り返る際に活用してみましょう。

SWOT 分析の例
SWOT 分析の例(オンラインで変更するには画像をクリック)

SWOT 分析を自己分析に使用すべき理由

まず、そもそもなぜ自分自身の SWOT 分析を行う必要があるのかから始めましょう。「好きなことを仕事にすれば、一生働かなくてすむ」という有名な格言があり、一般的には孔子のものとされていますが、孔子が実際にこう言ったという証拠はありません (紀元前500年に仕事探しの必要がどれだけあったでしょう)。

ともあれその意は、自分が本当に楽しいと思える仕事を見つけようということです。ただ、自分が好きで、スキルセットにも合っていて、給料も高い仕事はどうすれば見つかるのでしょうか。自分自身にとっても雇用する側にとってもぴったりのキャリアを見つけるには、まず SWOT 分析で自分の強みと弱みを自己分析するのが有効です。

SWOT 分析による自己分析の進め方

自分で SWOT マトリックスを作成するか、Lucidchart の個人用パーソナル SWOT 分析テンプレートを使用します。以下の4つの基本手順に従い、テンプレートの各象限を埋めてSWOT分析による自己分析を進めていきます。

ステップ1 : 自分の強みを見極める

ここでは、他の人と比べて自分が優れた点を思いっきり自画自賛していきます。以下のような質問に答える形で進めましょう。

  • 他の人に比べて有利なスキルや資格を持っているか?
  • 自分のスキルや能力を実証してくれる強力な業界の人脈はあるか?
  • 上司や同僚が評価する自分の強みは?
  • 誰よりも上手にできることは何か?
  • 自分の受けた教育や専門知識は所属組織に欠けているものを補えるものか?
  • 自分にはあり、他の人には見られない有益な価値観は?
  • 最もやりがいを感じた業績は?

控えめになりすぎず、かつできるだけ客観的に質問に応えます。自分の能力を盲信しないようにしましょう。また、個人的な資質も強みになりますのでここに含めます。

もう一つ気を付けたいのは、自分が強みだと思っていることが実際にはそうでもないことがありえるという点です。例えば、自分には曲作りができるから音楽業界で成功できると思ったとしても、実際には、曲を作れる人は何百万人もいるわけです。自分の本当の強みを見つけるためには、自分の作る音楽が他の人のものよりも優れている点を考える必要があります。

ステップ2 : 自分の弱みを見極める

強みの評価と同様に、ためらわずに正直に自分の弱点を見極め、以下の質問に答えていきます。

  • 自信がないため避けたり、他の人に任せたりしている仕事はあるか?
  • 自分の教育やスキルに欠けていて、足かせとなっているものは何か?
  • 学位の取得後にどのような新しい技術や手法が導入されたか?
  • 遅刻、所定のプロセスを守らない、コミュニケーションが下手、周囲を見下す態度など、悪癖はないか?
  • ストレスへの耐性はどの程度か?
  • 締め切りを守れているか?
  • 同僚や上司から指摘されそうな弱点は?

ここのプロセスでは、「働きすぎる傾向がある」という答えが「弱み」として適当ではない点に注意しましょう。また、採用担当者が面接で求めている答えでもありません。

自分の弱点を挙げていく過程は、決して自分を痛めつけるようなものではなく、強みに変えられる箇所を見つけるポジティブなプロセスと捉えれば、昇進やキャリアアップのための転職に大いに役立ちます。

SWOT 分析
SWOT 分析(オンラインで変更するには画像をクリック)

ステップ3 : 機会を特定する

トーマス・エジソンの名言に「ほとんどの人がチャンスを逃す理由は、チャンスは作業着を着て、大変そうに見えるからだ」というものがあります。(もちろん、1962年のフォーブス誌掲載の記事より前に、エジソンが本当にこう言ったという確証の高い引用文献はありません。エジソンは1931年に亡くなっているので、その出所については議論の余地があります。)

これはつまり、機会はどこにでもあり、それを見つけられるのは個人の資質や希望がすべてだと言うことです。ポジティブな人は、ネガティブな人よりも多くのチャンスを見つける傾向があり、野心に乏しい人は、よほどのことが起きないとチャンスに気づかないかもしれません。

以下のように機会を探しながら SWOT 分析テンプレートのこの象限に記入していきます。

  • 目標達成のために学べる新しい技術はあるか?
  • インターネットで他の人の助けを得ることはできるか?
  • 自分のスキルや強みにより適した募集中の職種が社内外にあるか?
  • 自分の属する業界はどのように成長していて、その成長のために何ができるか?
  • 誰もやりたがらない仕事やプロジェクトを自分から進んで引き受けられるか?
  • 自分のスキルアップのために参加できるセミナーや講習会はあるか?
  • まだ誰も対応していないニーズはあるか?

このプロセスでは、自分の弱点を検討し、それを機会に変えられないかを考えます。例えば、自分自身ではあまりプロジェクトリーダーに向いていないと思っていても、実際にそのチャンスが目の前に出てくればぜひ挑戦してみたいと思うかもしれません。

ステップ4 : 脅威を認識する

SWOT 分析のテンプレートのこの象限では、目標達成に向けて障害となりうる障害物や状況を検討します。以下の質問を自問してみましょう。

  • 競争相手は誰か?
  • 同僚と同じ職種や昇進を争っているか?
  • 自分のポジションで必要となる新しい技術はあるか?それをすぐに使いこなせるか?それとも新しい技術を習得するのに時間がかかり、進捗が止まってしまうようなことはあるか?
  • 古すぎるとか、現在のトレンドに疎いと思われていないか?
  • 自分のスキルは陳腐化していないか?
  • 自分の性格的な特徴が自分の足を引っ張っていないか?

こうしてSWOT 分析を自己分析に使用することで、物事を前向きに捉え、選択した仕事やキャリアで成長するチャンスを増やすためにすべき最も重要なことを特定できるようになります。

SWOT 分析による自己分析を行うべきタイミング

SWOT 分析はさまざまなタイミングで行えます。転職を考えているとき、現在の会社で別の機会に挑戦したいとき、面接の準備をするときなどには、自分の長所と短所を自己分析することが有効です。 SWOT 分析による自己分析の例はこちらから確認できます。

自己分析を行う際は、自分自身を売りたい商品として捉えましょう。

例えば、パフォーマンスレビューを書くとき。毎日普通に仕事しているだけで大した業績は上げていない気がして、なかなかペンが進まないとします。そんなときに SWOT マトリックスを使ってみましょう。

  • チームや組織にとって有益となった自分の強みを特定します。革新によってパフォーマンスが向上したか、すべての締め切りを守り、タスクを早く終わらせたかなどを考えます。
  • より良い戦力となるために改善したい弱点を挙げます。ライティングスキル向上の研修に参加する必要があるか、HTML5 プログラミングのスキルのアップデートが必要かなどを考えます。
  • 部署内での昇進や新しい役職への配置転換に向けて、来年取り組みたい機会や目標を書き出します。
  • 目標に向かって努力する際に妨げとなる可能性のある脅威を特定し、これらの脅威を克服するためのアイデアやプランを提示します。

こうして自己分析を行っていくことで、自分にふさわしい昇給や昇進のチャンスを掴むことができるのです。

SWOT分析による自己分析に Lucidchart を活用する方法

Lucidchart では、数種類の SWOT 分析テンプレートから選択して図を作成するほか、SWOT 分析生成ツールを使ってゼロから図を数分で完成させることができます。作成した文書は、必要に応じていつでもどこからでもアクセスできます。作成した図を家族や友人と共有するのも簡単で、メモやコメントを追加してもらってパーソナル SWOT 分析に対するフィードバックを集め、改善を加えるのもスムーズです。

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