毎年、同じような新年の抱負を掲げていませんか?同じ目標を何度も掲げ、今年こそはやり遂げると誓っていませんか?
これに「はい」と答える人は少なくないはずです。多くの人は、目標を立てても、それを忘れてしまったり、達成できなかったりして、今度こそはと新たな(すぐ忘れる)決意で再び同じ目標を立てるという悪循環に陥っています。
しかし、この悪循環は断ち切ることができます。この記事を活用して、目標設定方法を学び、ビジネス、チーム、自分自身の能力を最大限に引き出しましょう。
目標設定とは
人によっては、目標と、よりコミットレベルの低い自己啓発的な努力の間に区別がつかないため、目標達成に向けて努力し続けることが困難となる場合があります。毎日走ると決めたからといって、毎日意識できるとは限りません。まずは、目標設定の意味を再確認することから始めましょう。
目標設定とは、達成したい新たな内容、スキル、プロジェクトを特定することから始まる、目的を伴った明確なプロセスです。目標を設定したら、それを達成するための計画を立て、努力するのです。
特に目的もなくただ走るのではなく、例えば感謝祭のハーフマラソンなど、「特定のレースを完走するためにトレーニングプログラムを始める」といった、より綿密な計画とモチベーション、そして規律が求められるのが真の目標です。
目標設定が重要な理由
目標を設定することで、人生や仕事の方向性が定まり、コントロールするこ とができます。あなたが下す決断とそれに伴う行動は、目標達成に近づくものでなければなりません。
目標を設定することで、努力を重ねることができ、幸福度を高め、ひいては、組織にも大きく貢献することができるでしょう。目標を設定すると、人生や事業の今後の展望を描くことができます。そして最高の結果を得るために、自分自身とチームを奮い立たせることができるのです。
目標設定理論とは
産業組織心理学者のエドウィン・ロック博士が提唱した「目標設定理論」では、最も効果的な目標の設定方法を推奨しています。ロック博士は、目標が困難なものであればあるほど、社員のパフォーマンスが向上し、目標を達成する意欲が高まることを発見しました。
つまり、ごまかすことはできないということです。簡単な目標であればあるほど、その達成のために努力することはありません。達成困難な(しかし不可能ではない)目標を設定すれば、最大限の努力をするでしょう。
この記事では、ロック博士の理論の重要な側面に含まれる、現実的な目標設定や本人のやる気などについて詳しく解説しています。個人的な目標を達成できるよう、また社員が効果的に目標を設定できるよう、是非、最後までお読みください。
目標を設定するための7つのステップ
目標が重要であることを知りながら、なぜ目標を達成できないのでしょう?それは、目標を達成するためのステップを計画しないからです。
目標を設定する際には、最終目的地だけでなく、その過程(つまり、どのようにタスクを完了するか)についても考える必要があります。以下のステップで始めてみましょう。
1. 求める成果を明確にする
目標を設定する前に、次の質問を自問して、何を達成しようとしているのかについて、より深く突き詰めていきます。
- この目標は、本当に自分が求めていることなのか?
- この目標は、価値観や他の目標に合致していますか?
- 多大なる時間と労力を注ぎ込むほど重要なことか?
時間をかける気がないのであれば、そもそも目標にすべきではないかもしれません。
同時にいくつもの目標を立てれば、1つも達成することができないかもしれません。上の質問を問うことで、現時点で一番大切な目標(多くても2、3個まで)を絞り込み、集中しましょう。
2. SMARTな目標を立てる
的を絞ったら、目標が次のSMART基準を満たしているかを確認します。
- Specific(具体的)
- Measurable(測定可能)
- Attainable(達成可能)
- Realistic(現実的)
- Time-bound(期限が決められている)
SMARTな目標設定で最も重要なことは、具体的な目標を立てることです。これにより、進捗状況を明確に把握し、目標を達成できたかどうかを判断できるようになります。目標が具体的であればあるほど、目標を達成する確率が高くなります。
例えば、ダイエットを目標に掲げる人は多いですが、必ずしも期限と落としたいキロ数まで明確にしません。具体的な目標とは、「7月4日までに11キロ痩せる」というような目標のことです。この目標では、期限と落としたいキロ数を明確にしています。
3. 目標を書き出す
目標を紙に書くことで、頭の中でぼんやりとしたアイデアだったものが急に現実的で具体的なものになります。紙に書いたら、鏡やパソコン画面の横など、見えるところに貼っておきましょう。チーム目標であれば、チームメンバーの机の横の壁に貼り、会社の目標であれば、社内報に掲載します。
こうすれば、毎日、目標に向けて努力しようという気持ちになります。目標を紙に書く際は、「達成したい」というやる気を維持できるよう、ポジティブなトーンを心がけましょう。
4. アクションプランを作成する
多くの人は目標を決めても、その目標を具体的に達成するためのアクションプランまでは立てません。アクションプランには達成しようとしている全体目標と、それを現実化するために 必要なステップをすべて含めます。
想像力を働かせてアクションプランを作成しましょう。童心に帰って、自由な発想で作成していきます。クレヨン、マーカー、色鉛筆などを使って目標を書き出しましょう。『フォーブス』誌によると、このように楽しんでアクションプランを作成することで、脳のさまざまな箇所が刺激され、目標が記憶されやすいそうです。

よりプロフェッショナルな外観のアクションプランを作成するなら、Lucidchart を使いましょう。
テンプレートを使ってアクションプランを作成する5. タイムラインを作成する
アクションプランを作成する際には、タイムラインメーカーを使って、目標達成のための役割、タスク、マイルストーン、期限を可視化しましょう。期限を決めたら、これを守るように努力します。タイムラインを明確にすることにより緊張感が生まれるため、予定通りにタスクを進め、目標を達成するためのやる気を起こさせます。
6. 行動に移す
計画が終わったら、次はいよいよ実行に移します。このように苦労して計画した目標は、達成するまで忘れません。1つのステップが次のステップにつながっているので、流れに沿って進めることで目標を達成できます。
7. 進捗状況を再確認・評価する
目標を達成するにはやる気を維持する必要があります。毎週、評価のための時間を取り、進捗状況を確認して、スケジュールを確認するようにします。ゴールが見え始めると、あと一息だと、さらにやる気が出てくることでしょう。スケジュールから少し遅れている場合は、必要に応じて、スケジュールを調整し、作業を止めずに進んでいきます。
評価は、状況の変化に適応するためにも重要です。例えば、仕事でパフォーマンス目標を設定していて、責任が変わった場合、新しい状況に合わせて目標を修正する必要があるかもしれません。2021年ガートナー目標設定社員調査によると、役割の期待が大きく変化した後に目標を更新した従業員はわずか44%であった。これにより、パフォーマンスの向上が妨げられ、努力を当初の目標に合わせることが難しくなる可能性があります。しかし、定期的に目標を見直し、それに応じて更新することで、正しい目標と正しい仕事に集中できるようになります。
Lucidchart で目標設定を開始する
目標設定プロセスにより、より迅速かつより効率的に目標を達成できます。目標を設定することでやる気がみなぎり、具体的な目標達成を後押しできるでしょう。目標設定プロセスは、具体的で、期限があり、現実的な目標をどのように設定するかを決めるのに役立ちます。
個人の目標、ビジネスの目標、チームの目標のいずれを設定する場合でも、Lucidchart がお手伝いします。 Lucidchart は、ドキュメントの共有、同僚へのタグ付け、役割分担により、チームとして目標にコミットし、進捗を確認することを容易にします。Lucidchart のライブラリからカスタマイズ可能なテンプレートを利用して、すべてのステップを順調に進めることができます。
パフォーマンス向上計画プロセスにより、向上目標を達成するための明確なロードマップを作成しましょう。
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