インテリジェントな作図

インテリジェントな作図とは?

読み取り時間 : 約7分

トピック :

  • ノウハウ

インテリジェントな図は、複雑な情報を明確に伝えるという難しいタスクを自動で行ってくれます。条件付き書式設定、データリンク、コメント、プレゼンテーションモード、自動化などの機能を活用することで、図は静的な文書から、チームで常に参照し、調整して行動につなげるのに役立つ、影響力があり、長期間にわたって使える成果物に変わります。「インテリジェントな作図」とは、よりインテリジェントな図を作成する方法と、よりインテリジェントでインタラクティブな図そのものの両方を指します。

インテリジェントな図のもつ価値

その価値をより深く理解するため、インテリジェントな作図の定義をさらに細分化してみましょう。

影響力があり、長期間使える成果物へと文書を格上げ

静的な図は、重要な情報を一定期間視覚化するのに役立ちますが、インテリジェントな図には、組織が情報の出所と行き先を把握するのに役立つ、影響力があり、長期間使える成果物になれるポテンシャルがあります。

インテリジェントな図はデータにリンクされ、リアルタイムで更新されるため、ゼロから作成する必要がなく、定期的に図を更新すれば最新の情報を反映できます。ステークホルダーもバージョンの異なる図を複数確認する必要がなく、インテリジェントな図を単一の真実の情報源として活用できるようになります。

よりインテリジェントな作図方法

インテリジェントな作図とは、自動化とデータリンク機能でユーザー側での手作業を大幅に削減したもので、よりスマートな作図方法です。作図のプロセスはチームに即座に価値をもたらすべきで、有意義な作業を先延ばしにする足かせとなるべきではありません。インテリジェントな作図をワークフローに組み込むことで、チームは時間を節約し、他の方法では得られない形でコンテキストを明確に理解できるようになります。

図のインテリジェント化が進行

また、図そのものがよりインテリジェントになっている点も重要でしょう。データリンク、リアルタイムのコラボレーション機能、条件付き書式設定機能などを備えたインテリジェントな図は、プロセスのステップにとどまらない洞察を提供してくれるスマートツールで、包括的な情報源として、必要に応じて単純にも複雑にもできます。多くの場合、会議 (ときには数回の会議) から得られるのと同程度の情報を伝達するために使用できます。

インテリジェントな作図の機能

インテリジェントな作図の機能には以下が含まれます。

  • 条件付き書式設定
  • データリンクの自動化
  • プレゼンテーションモード 
  • スマートコンテナー
  • コメントとタスク
  • ダイナミック図形
  • UML 機能
  • ERD 機能

条件付き書式設定

条件付き書式設定を使うと、重要な情報を強調表示し、注意が必要なことをビジュアルで警告できます。条件付き書式設定ルールでは、図に含まれるすべての図形を特定の条件で評価し、適合する図形にマークを付けることができます。

例えば、組織図の作成時に勤務先拠点が入力されていない従業員がいた場合、一人ひとりの情報を手動で確認するのではなく、入力がないことを強調表示する条件を設定できます。

データリンクの自動化

インテリジェントな作図と通常の作図との主な違いに、インテリジェントな図はデータにリンクできることが挙げられます。こうした機能を使えば、インテリジェントな図は強力でインタラクティブなツールになります。

例えば、Excel にデータセットがある場合、このセットをインテリジェントな図にリンクすれば、必要に応じて、好きなタイミングで図を更新し、データセットの現在の状態を反映させることができます。

優れたインテリジェント作図ソリューションには、データのリンクや更新以外にも、以下のような機能があります。

  • データのオーバーレイ : 複数の図の間でデータをマージ・転送する機能
  • データの置換 : 図がリンクされているデータセットを変更する機能

プレゼンテーションモード 

プレゼンテーションモードでは、Google Slides や Microsoft PowerPoint などの別のソフトウェアに情報を転送することなく、図を作成したアプリから直接、図を関係者に見やすくプレゼンできます。このモードは、ワークフローの自動化やステークホルダーからの支持の獲得をスピードアップするのに役立つため、インテリジェントな作図機能に分類されます。

スマートコンテナー

スマートコンテナーを使用すると、スプレッドシートから必要なデータを探すことなく、図にリンクされているデータセットを固有の属性ごとにグループ化できます。

例えば、プロジェクトの進行状況の追跡にスプレッドシートを使用している場合、そのデータセットを図にインポートし、スプレッドシートの「ステータス」列と一致するようスマートコンテナーを設定できます。図内では、タスクは「開始前」、「進行中」、「完了」などのステータスに基づきコンテナーに自動分類されます。

コメントとタスク

コメントの追加やタスクへの共同編集者の割り当てもすべて図内で行えます。リアルタイムのコメントとタスクにより、作業中の図から離れることなくコラボレーションを進めることができます。

プレゼンテーションモードと同様に、コメントとタスクは、ワークフローと承認プロセスを自動化できるため、インテリジェント作図機能に分類されます。

ダイナミック図形

ダイナミック図形を使うと、静的な値や数式を追加して、全体的な進捗状況、パーセンテージ、評価などの情報を図の中で直接計算したり表示したりできます。

例えば、ダイナミック図形をダッシュボードの作成に使えば、データセットをスプレッドシートではなくビジュアルで表示できます。

UML 機能

統一モデリング言語 (UML) 図形ライブラリには、UML マークアップを使ってさまざまな種類の構造図と動作図 (クラス図、配置図、シーケンス図、ユースケース図など) を数回のクリックで作成するために必要なコンポーネントが含まれています。

ERD 機能

テキスト、スタイル、フィールド間の関連をカスタマイズして、実体関連図 (ERD) を作成することができます。SQL インポート機能を使用すれば、データベース表やスキーマを自動で生成することが可能です。

Lucidchart がもたらすメリット

Lucid の目標は、チームがビジュアルの活用で取り組みを調整し、行動につなげるためのツールを提供することであり、組織が一丸となって未来を構築するのを支援することです。作図アプリケーションは、ビジュアル作成のためだけのポイントソリューションではなく、チームが機会を確認し、そうした機会に向けて有意義な方法で行動を起こすのに役立つものであるべきです。

Lucidchart は、これまで説明したインテリジェントな作図機能すべてに加え、1,000点以上のすぐに使えるテンプレート、Quickbase や Salesforce などの業界の主要アプリケーションとの統合、堅牢なデータリンクと自動化機能を備えています。

さらに、当社のバーチャルホワイトボードツール Lucidspark と組み合わせることで、ビジュアルコラボレーションのもつ力を余すことなく体験できます。Lucidspark で最高のアイデアを描き出し、Lucidchart で実行可能な計画に変えることで、イノベーションがスムーズに進みます。

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クラウドベースのインテリジェントな図作成アプリケーション、Lucidchart は、Lucid Software のビジュアルコラボレーションスイートのコアコンポーネントで、チームがリアルタイムで共同作業し、フローチャート、モックアップ、UML 図、カスタマージャーニーマップなどを作成できる直感的なクラウドベースのソリューションです。Lucidchart はチームが前進し、より迅速に将来を見据えて構築するための最高のツールとなります。Lucid は、Google、GE、NBC Universal などの顧客や、Fortune 500 企業の 99% を始めとする世界中の主要企業にサービスを提供しています。Lucid は、Google、Atlassian、Microsoft などの業界の主要企業と提携しており、創業以来、製品、事業内容と企業文化を称える各種の賞を多数受賞しています。詳細は lucidchart.com を参照してください。

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