オブジェクト図 入門チュートリアル

UML入門知識ガイドへようこそ

UML図の作成経験はなく、詳細を学びたい。
Lucidchartを使って自分でUML図を作成したい。

UML は、ソフトウェアエンジニアが UMLツールを用いてシステムを視覚化する図を作成する上での一連の規則を提供するものです。オブジェクト図はシステムの高次的な概観を可能とする図です。Lucidchart を使えば、この図を簡単に作成することができます。 充実した UML 図形ライブラリを活用して、図の外観や内容をカスタマイズすることもできます。

この記事を読むのに必要な時間 : 1 分

UML図の作成には、ぜひ Lucidchart を試してみましょう。素早く、簡単に使えて、完全に無料です。

UML図 を作成

UML のオブジェクト図とは?

UML オブジェクト図は、ある時点におけるクラス図の特定のインスタンスを示します。視覚的には、クラス図とさまざまな類似点があります

オブジェクト図では、一連のオブジェクトの属性、そしてそれらのオブジェクトの相互の関係に注目します。例えば、以下のオブジェクト図では、銀行口座3口座すべてが銀行本体に結び付けられています。クラスのタイトルは、この特定の銀行に顧客が開設できる口座の種別 (貯蓄、当座、クレジットカード) を示します。クラスの属性は、口座の種別によりそれぞれ異なります。例えば、クレジットカードオブジェクトであればクレジット上限、貯蓄や当座口座であれば利率が属性となります。この文書をさらに詳しく見るには、こちらをクリックしてください。

しかし、オブジェクト図の用途は銀行におけるユースケースに限定されません。家系図や企業の部門、相互に関連する部分をもつその他のシステムについても簡単にオブジェクト図を作成することができます。

オブジェクト図 - 銀行口座の例

オブジェクト図の要素

オブジェクト図は、長方形で示されるオブジェクトが線でつながれたもので、簡単に作成できます。オブジェクト図の主要な要素を以下にご紹介します。

オブジェクト

オブジェクトとは、クラスのインスタンスを指します。例えば、「car」がクラスである場合、「2007 Nissan Altima」がクラスのオブジェクトとなります。

クラスのタイトル

クラスのタイトルとは、任意のクラスの特定の属性を指します。以下のオブジェクト図では、クラスのタイトルには家族の名前、性別や年齢が含まれます。クラスのタイトルは、オブジェクト上の項目、またはオブジェクト自体のプロパティ (色など) などの形式で表すことができます。

オブジェクト図 - クラスのタイトル

クラスの属性

クラスの属性は、2つのタブ付きのソフトウェア要素を示す長方形で示されます。

リンク

オブジェクト図の2つの図形を相互接続する線がリンクです。以下の企業オブジェクト図では、従来型の組織図形式で部署間の関連を示しています。

オブジェクト図 - オブジェクトのリンク

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UML図 を作成

オブジェクト図の用途

開発者にとって、オブジェクト図はさまざまな用途に役立てることのできる図です。以下のような用途が挙げられます。

  • 一般的なシステムの特定の反復を調査する。

  • 開発中のシステムを高次的に概観する。

  • 特定のユースケースを想定したオブジェクト図を使用して、システム全体について作成したクラス図をテストする。

他の UML オブジェクト図の例

一般的に、他のプログラム言語でオブジェクト図を記述する場合であっても、UML の仕様は変わりません。UML のそもそもの目的は、開発者が特定のプラットフォームに依存せずにソフトウェアを設計することにあります。以下では、別のプログラム言語でのオブジェクト図のうち最も広く使われる2種類を紹介します。

Swift 図

Objective-C の後継言語である Swift は、iOS および macOS ソリューションを開発するためのプログラミング言語です。Swift は、Apple 製品向けの Objective-C で記述されたコードベースで動作するように設計されており、Apple マーケットプレイスで提供されているほとんどのアプリで選択されるプログラミング言語です。開発者は Swift を使用して iPhone アプリやその他の Apple デバイス向けのインスタンスを作成できます。

Java オブジェクト図

UML で使用でき、最終的に Java でプログラムされるインスタンスを記述することを目的としたオブジェクト図もあれば、UML とは無関係な Java オブジェクトを記述する図もあります。どちらを作成する場合でも、作成すべき構造をマッピングする上で Lucidchart が役立ちます。実際に使って、試してみましょう。


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